福井大留学生が作成 「ハラル」対応の飲食店マップ

北陸新幹線の県内開業で海外からの観光客が増えることを見据えて、福井大学の留学生たちが、イスラム教の戒律に従った「ハラル」に対応している飲食店をまとめたマップをつくりました。

このマップは、イスラム教徒の福井大学の留学生たちがつくったもので、イスラム教の戒律に従った「ハラル」に対応した食べ物や飲み物を提供する福井市内の飲食店7店舗を掲載しています。
イスラム教はインドネシアやマレーシアなど日本への観光客が多い地域でも広く信仰されていますが、豚肉のほか、みりんを含めたアルコールなどを口にすることが禁じられています。
マップを作った学生によりますと、県内には、ハラルに対応した飲食店は限られ、外食に困っている留学生もいるということで、マップは、福井大学の構内のほか、北陸新幹線の県内開業に伴って外国人観光客が増えることを見据えて、JR福井駅などにも置きたいとしています。
マップを作ったマレーシアからの留学生ムハンマド・アミルさんは「福井のイスラム教徒はハラル対応の店を探すのに苦労しています。この地図を通して観光客も安心して福井に来られるような環境をつくりたい」と話していました。