バングラ総選挙、「最貧国」後占う 強権には懸念
【ムンバイ=花田亮輔】バングラデシュで2024年1月7日に議会選が実施される。経済成長を実現してきたハシナ首相が続投をめざすが、強権的な政治運営に対する懸念もある。主要野党は選挙ボイコットを呼びかけており、政情悪化につながる恐れもある。
バングラデシュでは民主化を経て1990年代から二大政党のアワミ連盟(AL)とバングラデシュ民族主義党(BNP)が交互に政権を担ってきた。09年からはALによるハ...
グローバルサウスとはインドやインドネシア、トルコ、南アフリカといった南半球に多いアジアやアフリカなどの新興国・途上国の総称で、主に北半球の先進国と対比して使われる。世界経済における格差など南北問題の「南」にあたる。実際に領土が南半球に位置しているかにかかわらず、新興国全般を意味する場合が多い。特に近年、民主主義と権威主義の分断のなか中立を貫くスタンスをとる特徴で注目されている。また冷戦期に東西双方の陣営と距離を置いた「第三世界」を表現するときにも使われる。