FBCCI次期会頭にチョットグラム商工会議所会頭・日本国名誉領事が就任へ

(バングラデシュ)

ダッカ発

2023年08月07日

バングラデシュ商工会議所連盟(FBCCI)は8月2日、同連盟の次期会頭選挙を実施し、チョットグラム商工会議所(CCCI)のマフブブル・アラム会頭が選出された。任期は8月17日から2025年8月16日までの2年間の予定と報じられている(「ビジネス・スタンダード」紙)。

同氏は、在チョットグラム日本国名誉領事外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを2023年5月から務めているほか、現在会頭を務めるCCCIはジェトロとの間で2020年12月、日本企業の投資誘致のための覚書(MOU)を締結しており、日本との関係が非常に深い。また、CCCIは2022年2月から日本企業支援のために「ジャパンデスク」も設置しており、積極的に日本企業支援を行っている(2022年2月18日記事参照)。

FBCCIは全国の商工会議所の上位組織となっており、バングラデシュ最大の経済団体として、官庁および民間企業に対し非常に強い影響力を持つ。2023年4月27日、シェイク・ハシナ首相の訪日時にジェトロが共催した「バングラデシュ貿易・投資サミット」においては、FBCCIは日本商工会議所との間で2国間経済関係のさらなる発展を目的としたMOUを締結外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますするなど、日本との経済協力を進めている(2023年5月9日記事参照)。また、FBCCIは「日本・バングラデシュ官民合同経済対話(PPED)」にも民間代表として参加しており、ビジネス環境改善、投資誘致促進において、重要な役割を果たしている(2023年4月27日記事参照)。今後、2国間の民間レベルでの経済交流の一層の発展が期待される。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

ビジネス短信 3c1898dda1e6b3c1