7月の輸出額は前年同月比15.3％増

バングラデシュ輸出振興庁（EPB）が8月に発表した統計によると、2023年7月単月の輸出額は45億9,292万ドルで、前年同月比で15.3％増となった。

輸出額の86.1％を占める衣料品については、39億5,374万ドルとなり、前年同月比17.4％増と順調な伸びをみせた。そのうち、ニット製品（HSコード第61類）は22億6,648万ドルで22.2％増、布帛（ふはく）製品（HSコード第62類）は16億8,726万ドルで11.5％増となった。

ダッカ日本商工会で2021／2022年度（2021年7月～2022年6月）に繊維部会長を務めた、小山博之帝人フロンティア・ダッカ事務所長は「弊社の2023年7月の輸出額、ロット、ならびにオーダー成約高はともに、前年同月比増で推移した。1ドル＝140円超の為替で厳しい状況ではあるが、8月以降もオーダーおよび成約を積み重ねるべく、見積もり作業やサンプル作成を順次進めている」と話す。

（安藤裕二）