万博開幕目前 「和歌山ゾーン」の提供メニューがお披露目
開幕まで2週間あまりとなった大阪・関西万博に向けて、和歌山市で産官学の協議会が開かれ、関西パビリオンの「和歌山ゾーン」で披露されるスイーツなどが紹介されました。
この協議会は、万博に向けた和歌山県の取り組みを推進しようと、産業界や行政、大学などで構成されたもので、開幕を前に28日はおよそ20人が集まりました。
この中で「和歌山ゾーン」を統括する総合ディレクターの吉本英樹さんが会場の詳細を説明し、高さ4メートルのモニターが「紀州塗り」で仕上げられていることや、ソファーには地場産業の「高野口パイル」の生地が使われていることなど、和歌山の伝統の技術がふんだんに使われていることを紹介しました。
その上で「会場にあるのは、和歌山県の職人と自分たちがゼロから作り上げた物ばかりで、和歌山の人の思いと努力がつまった空間となっている」と話しました。
このあと「和歌山ブース」で販売される和歌山の「食」を凝縮したスイーツなどが紹介され、試食会が行われました。
県内の老舗店の協力で作られた6種類のスイーツなどに、県産の果物を使ったドリンク付きのセットで、予約をすれば会場で6000円で食べることができます。
メニューを監修したパティシエの加藤峰子さんは「和歌山県を訪れた際に感銘を受けた森を感じられるようなメニューにしました。和歌山の雄大な自然とすばらしい食を感じてもらえたらうれしい」と話していました。