群馬銀行子会社、キウイ栽培の日本農業に出資 輸出支援

群馬銀行は25日、投資専門子会社を通じ、群馬県高崎市内でキウイフルーツ農園を整備している日本農業(東京・品川)に出資したと発表した。同社は子会社が香川県内でキウイを栽培しており、2024年3月から群馬県内でも始める予定。群馬銀は出資を通じて、キウイの生産拡大やアジア輸出などを支援する。
ぐんま地域共創パートナーズ(GRASP、前橋市)が運営するファンドを通じて出資した。出資額は非公表。
日本農業は耕作放棄地などを活用してキウイを栽培し、国内に加えタイや台湾などアジアでも販売している。高崎市では27年までに10ヘクタールの圃場で年間約300トンのキウイを生産する方針を掲げている。
GRASPによると、日本産キウイはアジアでは高値で取引されており、需要は大きいという。日本農業は将来はIPO(新規株式公開)を目指しているといい、GRASPはIPOの際の株式売却益を狙う。
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